非常用バルブの種類と機能

水道の収録用語:非常用バルブ

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収録用語一覧

非常用バルブ
災害や設備事故で供給の遮断が必要になった時に操作するバルブを指します。火災やガス漏れや水漏れなどで被害が広がる前に流れを止める役割があり操作位置が分かりやすいことと開閉が確実に行えることが重要です。平常時から表示と動作確認を行うと緊急時の迷いを減らせます。

火災用ホースリールバルブ
建物内の消火設備へ接続され消火ホースへ送水するためのバルブです。火災時に放水を開始しやすくなり初期消火の遅れを抑える助けになります。
消火栓バルブ
建物内または屋外に設置され消防活動で送水するためのバルブです。水源確保の要となるため周囲の障害物を避け表示と保守を継続します。
ガスシャットオフバルブ
ガス漏れの検知や異常検知と連動して供給を停止するためのバルブです。火災や爆発のリスクを抑える目的があり復旧手順と解除条件の確認も欠かせません。
水メーターシャットオフバルブ
水道管からの給水を一時的に切断するためのバルブです。水漏れ時に元栓として使われることが多く止水後に蛇口を開けて残圧を抜くと二次漏れの確認がしやすくなります。
非常用排水バルブ
地下室や地下駐車場など浸水リスクがある場所で排水するために使用されます。雨水や漏水が溜まると設備に影響するため排水経路の詰まりも合わせて点検します。
屋内消火設備用バルブ
スプリンクラーや消火設備やホースリールなどへ接続され火災時に水供給を確保します。点検では開閉状態の表示と弁周辺の漏れも確認します。
非常用空調バルブ
空調系統で煙や有害ガスを検知した時に通風を停止するために使用されます。火災報知設備と連動することが多いため誤作動と復旧手順も確認します。

非常用バルブは緊急時に操作できる配置と保守が重要です。普段からアクセス性を確保し表示を整え定期点検で固着や漏れや作動不良がないか確認します。遠隔操作式では通信と電源の状態も確認し復旧時の手順も共有しておくと安心です。

非常用バルブによる水道漏水遮断の重要性と役割

水道漏水は家庭や工場で起こり得る重大な問題です。漏水が広がると水道料金の増加だけでなく浸水による内装や設備の損傷につながります。そのため漏れを見つけた時に速やかに水を止める装置が必要になります。非常用バルブを導入すると現場で止水操作がしやすくなり被害の拡大を抑えられます。

1. 非常用バルブの基本機能
水道管へ取り付け平常時は開放して給水を続けます。ただし配管の破裂や漏水が疑われた時は手動または自動で遮断でき漏水が広がる前に止水できます。止水後は水の出方とメーターの動きで漏れの継続を確認し復旧は原因特定後に行うと再発を抑えやすくなります。
2. 非常用バルブの種類
自動式非常用バルブ
漏水検知で自動的に閉じる仕組みです。圧力低下や水流の異常を感知して遮断し外出中の被害を抑える助けになります。設置後はセンサーの電池や誤検知の条件を確認し作動試験も行います。
手動式非常用バルブ
異常を確認した時に操作ノブやレバーで遮断するタイプです。操作方向が分からないと遅れるため表示と開閉の固さを点検し夜間でも操作できる位置にしておくことが重要です。
リモート操作式非常用バルブ
遠隔から開閉できスマートフォンや専用アプリで遮断できるタイプです。現場にいなくても止水できますが通信障害に備え手動操作も可能か確認します。
3. 非常用バルブの設置場所
非常用バルブは主に以下の場所に設置されます。
・家屋のメイン水道入口付近:家庭のメインラインに取り付け漏水時に速やかに止水します。
・ビルや工場の水道システム:大規模施設では複数設置して区域ごとに遮断できるようにします。
・水道メーター付近:メーター近くに設置し漏水の早期発見と止水を行いやすくします。
4. 非常用バルブのメリット
・迅速な対応:漏水時に給水を遮断しやすく被害の拡大を抑えます。
・経済的損失の抑制:漏水による水道料金の増加を抑え修理費用の拡大も防ぎやすくなります。
・環境保護:無駄な水の流出を抑え資源の浪費を減らします。
5. 非常用バルブの導入と維持管理
設置後も定期的な点検とメンテナンスが必要です。自動式はセンサー故障や弁の劣化が起きることがあるため作動試験と電源確認を行います。手動式は固着や操作不良を防ぐため開閉の滑らかさを確認し必要に応じて調整します。

非常用バルブは緊急時に漏水を遮断し水道設備の安全性を高める重要な装置です。家庭や工場や商業施設で導入を検討する際は設置位置と遮断範囲と操作方法を確認し運用と点検の体制も整えます。