水道の収録用語:ルートバースト
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ルートバースト
地下管路の破裂
地下の下水道管や給水管の近くで樹木の根が成長し配管の亀裂や継ぎ目のわずかな隙間へ入り込み詰まりや漏水を起点に破損へ進む現象を指します。根は水分を求めて伸びるため配管内の湿りに反応しやすく侵入後は太くなって内径を狭めます。そのため流れが悪い状態が続いたり同じ詰まりが短期間で再発したりするほか地面の湿りや沈下や舗装の浮きが出ることもあります。初期の段階では目視できないため点検口の状況確認と配管内調査で原因を絞ることが有効です。
水道配管においてルートバーストが起きる原因とは
水道配管で起きる背景は樹根が成長の過程で埋設配管の継ぎ目やシール材の劣化部へ侵入し内部で水分を吸いながら太くなり圧迫力が増して破損へ進む点にあります。老朽化した管や接続部は隙間ができやすく粘土質の土壌では根が回り込みにくいため配管へ向かいやすい傾向もあります。そのうえで排水管や給水管の内部に根が入ると水流が妨げられ圧力変動と振動が弱点へ集中し漏水や割れのきっかけになります。鉛管や鋳鉄管は腐食で荒れやすく侵入路ができやすい一方でPVCやポリエチレン管でも継手の密閉が不十分だと隙間へ入り込み亀裂や破断につながります。対策としては配管の定期点検を行い植栽計画では配管から距離を取り防根材や根止めの施工を検討することが有効です。
既に侵入が疑われる時は物理的な除去に加え再発を抑える処置を組み合わせます。ただし無理な掘削や自己判断の薬剤投入は管を傷めたり周囲の土を緩めたりするため注意が必要です。流れの低下や異臭が続く時は点検口の確認と管内カメラで位置を特定し漏水がある時は止水して被害を抑えます。また地面の湿りや陥没の兆候がある時は周囲に近づかず水道業者へ相談すると復旧方法の選定が進みます。