水処理に不可欠なろ過媒体の特徴

水道の収録用語:ろ過媒体

修理班

収録用語一覧

ろ過媒体
水を使う設備ではにごりや臭いの原因になる微粒子や有機物を取り除く工程がありそこで用いられる材料がろ過媒体です。対象成分や必要流量や水温に合わせて選ばれ目詰まりが進むと圧力損失が増えて水の勢いが落ちるため差圧の変化や吐出量の低下で状態を確認します。


砂は水中の不純物や微粒子を捕捉しやすく水道水の浄化やプールの循環ろ過や工業用水の固体除去で使われます。濁りが戻る時は逆洗不足や砂の偏りが関係することがあるため流量と洗浄条件を見直します。
活性炭
活性炭は有機物や臭気成分や残留塩素を吸着する性質があり飲料水処理や廃水処理や空気清浄用途で活用されます。吸着が進むと効果が落ちやすいので味や臭いの変化や使用量の増加を目安に交換を検討します。
セラミック
セラミックろ過メディアは微細な孔で微粒子を捕捉し飲料水処理や微生物除去や液体ろ過で使用されます。目詰まりが出ると流量が落ちるため洗浄手順に沿って清掃しひび割れや欠けがある時は早めに交換します。
逆浸透膜
逆浸透膜は塩分や微粒子を高効率で除去し飲料水の脱塩や海水淡水化や製薬工程などに適しています。前処理が不足するとスケールや汚れが付きやすくなるため原水の状態とフラッシングの有無も確認します。
ナノフィルター
ナノフィルターはナノメートルレベルの孔で微小な微粒子やウイルスの低減に向き食品製造や医療や電子工業などで使用されます。運転条件のずれで透過量が変化しやすいので差圧と水質の推移を記録すると異常が見つけやすくなります。
ポリマー
ポリマーろ過メディアは特定の分子や色素の除去に使われ食品加工や化学工業や薬品製造で応用されます。吸着や反応で性能が変わるため再生の可否や交換周期を把握し濁りや色戻りが出る時は媒体の劣化も疑います。
フィルターペーパー
フィルターペーパーは微粒子を捕捉して液体を浄化する材料で実験室やコーヒーフィルターや自動車のオイルフィルターなどで見られます。水回りの簡易ろ過でも目詰まりで流量が落ちるため使用時間と汚れ具合を見て交換します。

ろ過媒体の選択は用途と目的に合わせて行われろ過効率や維持管理の手間も変わります。水道修理の現場ではろ過器の詰まりが給水不良やポンプ負荷の増大につながることがあるため洗浄手順と交換時期を確認し漏水や濁りが続く時は水道業者へ相談します。

衛生施設におけるろ過装置について
病院や食品工場や公共施設では安全で清潔な水を安定して使う必要があり用途に応じたろ過装置の選定と管理が重要です。砂ろ過は大きな異物や濁質の除去に向き前処理として使われることが多く活性炭ろ過は有機物や塩素や臭気成分の低減に役立ちます。また膜ろ過は微細な粒子や細菌の低減に向き逆浸透膜や限外ろ過膜を用いることで高度な浄化が可能になります。運用では差圧上昇や流量低下が詰まりの合図になりろ過材の交換や洗浄が遅れると水質が不安定になりやすいので点検記録を残しながら定期的なメンテナンスを行います。水のにごりや臭いが戻る時や配管側に汚れが回り込む時は装置のバイパス設定やシール部の劣化も関係するため状況を確認して水道業者へ相談すると復旧が進めやすくなります。