水道配管の曲げ加工とレールベンダー

水道の収録用語:レールベンダー

修理班

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レールベンダー
配管を所定の角度へ曲げて狭い場所でも取り回しを作るための工具で水道工事や配管工事で金属管の曲げ加工に使われます。継手を増やさずに経路を整えられる一方で曲げ半径や管厚に合わない操作は折れや偏肉の原因になるため用途と管種に合わせた扱いが重要です。

概要
a.鋼管や銅管などの金属配管を狙った角度で曲げるための道具で曲げダイとガイドで管を支えながら加工します。
b.水道工事や建設現場で直線配管だけでは納まらない時に曲線やオフセットを作り外観と通水性を整える目的で利用されます。
用途
a.配管の曲げ加工: 所定の半径と角度で曲げられるため継手を減らし接続部の漏水リスクを抑えたい場面で使われます。
b.配管の設置: 曲げた配管を梁下や壁際へ沿わせて納めたい時に役立ち固定金具位置の調整にもつながります。
種類
a.手動レールベンダー: ハンドル操作で力を加えて曲げる方式で小口径の管や現場の軽作業に向きます。
b.油圧レールベンダー: 油圧を使い少ない力で曲げられるため太い管や曲げ回数が多い作業で効率が上がります。
原理
曲げダイへ管をセットして基準位置を合わせ曲げ角度を読みながら押し当てて成形します。曲げ始点のマーキングと曲げ戻りの見込みを取ると狙い寸法に近づけやすくなります。
注意点
a.設定と操作が不適切だと扁平やしわや折れが出るため管径に合うダイを選び曲げ半径を守って角度管理を行います。
b.管の材質や厚みで曲げやすさが変わり銅管とステンレス管では割れや戻りも異なるため試し曲げと仕上げ確認が重要です。

継手を増やさずに配管経路を作れるため施工の精度と見栄えが整いやすく作業時間の短縮にもつながります。一方で曲げ部は応力が残るため加工後は変形や微細な割れがないかを確認し通水前に漏水点検を行います。

水道修理におけるレールベンダーについて
狭いスペースで配管を更新する時は直管と継手だけでは納まりにくく曲げ加工が役立つ場面があります。曲げで継手点数を減らすと接続部のにじみを抑えやすく流路も滑らかになりやすい一方で折れや偏肉が出た管は早期漏水につながるため再使用は避けます。現場では採寸して曲げ位置を決め曲げ後に角度と寸法を合わせ表面の傷と割れを確認します。作業環境が悪い時や管種の選定が難しい時は無理に加工せず水道業者へ相談すると安全に復旧しやすくなります。