水道の収録用語:粘度検査
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粘度検査
液体や半固体の流れにくさを数値で確かめて評価する検査で粘度の大小は流速と抵抗の出方に影響します。製品の出来や設備の運転条件に直結するため用途ごとに基準を定めて管理し目的に応じて粘度検査を行います。
●品質管理
製造工程中や出荷前に測定して規格内か確認し温度条件をそろえて再現性を確保します。食品や化粧品や塗料や接着剤などでは粘度がずれると塗り広げやすさや充填性が変わるため早めに調整します。
●工程制御
製造中に粘度を監視し混合や加温や希釈の条件を調整してばらつきを抑えます。化学工業や食品加工では粘度変化がポンプ負荷や詰まりに表れやすいので運転データと合わせて確認します。
●研究および開発
新しい材料や配合を設計する場面で粘度は使い勝手と性能評価の指標になります。薬品や石油や高分子材料では温度やせん断で挙動が変わるため試験条件を定めて比較します。
測定方法は用途により変わります。粘度計を用いる方式では回転するディスクやシャフトに対する抵抗を測って粘度を算出します。また流下時間から求める方法や動粘度と粘度を区別して評価する方法もあり目的に合わせて選択します。
粘度検査は品質保証と工程改善に役立ち条件のずれを早めに見つける手段になります。数値を継続記録すると異常の予兆が追いやすくなります。
水道修理における粘度検査について
配管内部を流れる水や洗浄剤の性状を把握し適切な施工や機器選定に役立てます。濁りが強い水やスラッジを含む水が流れる系統では粘度が上がりやすく圧力損失が増えて流量が落ちることがあります。その結果フィルターの目詰まりやバルブの動きの重さに出るため測定値を見ながら配管の材質や太さや流量計の設定も見直します。また寒冷地や高温環境では温度で粘度が変わるので運転条件と合わせて評価します。
漏水修理や配管交換の前後でも粘度の違いは再発リスクの手がかりになります。現場では粘度計や比重計で簡易測定し必要に応じて水質分析で成分と温度の影響を確認します。近年はデジタル機器でリアルタイム監視する仕組みもあり大型施設や工場配管では詰まりの早期発見と点検時期の予測に役立ちます。一方で数値だけで判断せず異音や流量低下や濁りの変化も合わせて見て違和感が続く時は水道業者へ相談します。