建物の水供給を管理する元栓の役割

水道の収録用語:元栓

修理班

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元栓
給水を止めたり再開したりする操作点として元栓が設けられ水道管の主要な供給ラインで水の流れを開閉します。漏水や器具交換の前に閉めておくと被害を抑えやすく留守中の不安対策にもなります。ただし閉め方や開け方が急だと水撃で音が出ることがあるため落ち着いて操作します。

水供給制御
元栓を閉じると建物内への給水が止まり開けると再び水が流れます。そのため配管のメンテナンスや修理の前に止水して作業ができ水の流し放しも抑えられます。復旧時は蛇口を少し開けて空気を逃がしながら元栓をゆっくり開けると圧力変動が落ち着きやすくなります。
種類
元栓にはボールバルブやゲートバルブやコックバルブなどがあり操作方法と内部構造が異なります。レバー式は開閉が分かりやすい一方で設置姿勢に注意が必要になりハンドル式は回転で開閉量を調整できます。設置場所のスペースや必要な流量に合わせて選ばれます。
設置場所
元栓は建物内にも建物外にも設置され建物内側は設備の制御や修理に使われ屋外側は主要な給水ラインをまとめて止める役割を担います。屋外では水道メーターに近いメーターボックス周辺にあることが多く集合住宅では玄関側のパイプスペース付近で管理される例もあります。緊急時に迷わないよう普段から位置を把握しておくと安心です。
メンテナンス
元栓は定期的な点検と保守が必要です。屋外の元栓は雨水や土や温度変化の影響を受けやすく凍結対策や防錆処理が行われることがあります。ハンドルが重い時や回しても止水しない時や軸部からにじむ時は部品の劣化が疑われるため修理や交換を検討します。
水道メーターとの関係
元栓は水道メーターの直後に設置されることが多くメーターは使用量を計測して請求データになります。メーターと元栓の間に閉鎖弁が設けられる例もあり必要に応じて給水を切断できます。元栓を閉めた状態でもメーターの回転が続く時はメーターボックス周辺の漏水が疑われるため早めの点検が有効です。

元栓は水道システムの管理と効率性を保つために欠かせない部品で給水の停止と再開の判断を支えます。建物内外の元栓を点検して固着や漏れの兆候を早めに見つけ必要に応じて保守や修理を行うことが水道設備の安定運転と節水につながります。

水道の元栓と止水栓の違い
操作できる範囲が異なり元栓は建物全体の給水をまとめて管理し止水栓は特定の設備単位で水を調整します。元栓は道路側の水道メーター付近に設置されることが多く工事や長期不在時に全体を止めたい時に役立ち漏水時の一次対応にも使えます。一方で止水栓は器具の近くにあり部品交換や蛇口の修理などで対象だけを止めて他の給水を残したい時に便利です。元栓は耐久性を考えた金属製でハンドル式やスピンドル式が多く止水栓はドライバー式やレバー式など操作性を重視したものが見られます。使い分けを理解しておくと水漏れや設備故障の場面で慌てにくくなり状況に応じた止水がしやすくなります。