水道の収録用語:空気弁
収録用語一覧
空気弁
用途によって指す弁が変わる言葉なので一般的な用法を整理します。水道分野では配管内の空気を抜き入れする部品を指す場面が多く混同しやすい点も押さえておくと現場での確認が進みます。
●空気圧弁(エアバルブ)
工業設備の配管や空調の自動制御で使われ空気圧で作動する機器と組み合わせて流量や開閉を調整します。仕様は使用圧力や流量範囲で変わるため機器の型式と運転条件に合わせて選定します。
●空気取り入れ弁
エンジンや燃焼設備では吸気側で空気を取り込む弁を指し燃焼に必要な酸素量を整える役割があります。水道配管で扱う空気弁とは目的が異なるため名称だけで判断しないことが大切です。
●自転車の空気弁
自転車ではタイヤに空気を入れる口金を指しプレスタ弁(Sclaverandバルブ)シュレーダー弁 ウッズ弁(ダンロップ弁)など形状が分かれます。先端のナットや口径でポンプ口が変わるため空気入れ側の規格確認が必要です。
●空気調和システムの制御弁
建物の空調設備では空気量を調整する弁として使われ温度や湿度の制御に関わります。点検では作動不良や異物付着が原因になりやすくフィルタ管理も含めて状態を確認します。
どの意味かは分野と対象機器で決まります。資料の図面や型式を手がかりに用途を確認し判断が難しい時は水道業者へ相談すると整理しやすくなります。
水道配管における空気弁とは
配管内に溜まった空気を自動で排出し負圧が生じた時は外気を取り込んで水の流れを安定させます。使用中は水と一緒に空気が混入し高い位置に気泡が集まりやすいため排出が遅れると流量低下や圧力の揺れにつながります。そのため配管の高所や勾配の頂点に設けて空気の滞留を減らします。種類は小型空気弁 大口径空気弁 複合空気弁が代表で小型は微細な気泡を連続排出し大口径は大量の空気を短時間で抜く用途に向き複合は両方の働きを兼ねます。
排出や吸入がうまく働かないとエアロックが起きて給水が不安定になりポンプの起動停止で音や振動が出る場合もあります。負圧時に空気が入らない状態が続くと管内圧のバランスが崩れ管の変形や破損のリスクが上がるため送水管や配水池出口など負荷が大きい系統では配置計画が重要です。また異物の噛み込みや浮き玉の固着で動作不良が起きやすいので定期点検で排気孔の詰まりと作動を確認します。自動洗浄機能付きの製品は汚れの付着を抑えやすく維持管理の負担軽減に役立ちます。