水道の収録用語:ポリブデン管
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ポリブデン管
給水や給湯の配管で使われる樹脂管の一種を指し腐食に強く軽量で曲げやすい性質から住宅の屋内配管で採用されます。金属管のような赤さびの影響を受けにくい一方で熱や紫外線や外力の影響は受けるため露出部の劣化や継手部のにじみを早めに見分けることが水道修理の判断につながります。
使用場面としては給水や給湯の引き回しが中心で被覆材付きやさや管を併用して施工されることもあります。管の表示や口径と使用温度の範囲と継手方式を把握しておくと漏水や水圧低下の切り分けが進みやすくなります。
●屋内給水
メーターから先の宅内側で分岐させて各所へ供給する配管に用いられ内面が滑らかで流れが安定しやすい点が利点です。一方で継手の差し込み不足や固定不足があると接続部から滴下しやすいため点検では継手周りの湿りとメーターの微小回転を確認します。
●給湯と温水
給湯器からの温水配管にも使われ機種仕様では0℃から95℃程度の範囲を想定するものが見られます。温度が高い運転が続くと伸縮が出るため支持間隔と曲げの余裕を確保し保温材の状態も合わせて確認すると漏れの予兆を拾いやすくなります。
●追い炊き回路
追い炊き配管として使える製品もありますが使用可否はメーカー仕様に従います。追い炊きで循環が続く環境では接続部のパッキン劣化が症状として出やすいので戻りが弱いにおいが気になるなどの変化があれば循環金具と継手周りを点検します。
●冷暖房空調
冷温水を循環させる空調配管で使われることもあり結露対策と保温が重要になります。断熱材の切れ目から水が垂れる時は漏水と結露の見分けが必要なので水温の状況と発生場所を記録して確認します。
●漏水と更新判断
症状は継手周りのにじみや床下の湿りとして現れやすく放置すると建材の傷みにつながります。元栓を閉めて漏れが止まるかを見て止まらない時は別系統の可能性もあるため早めに水道業者へ相談すると原因の切り分けと補修方法の選定が進みます。
ポリブデン管は給水給湯の配管で扱いやすい材料ですが継手方式と施工条件が性能を左右します。そのため型式表示と使用条件を確認し接続部の湿りや水圧低下がある時は無理に触らず止水して点検につなげることが安全な対応になります。