水道の収録用語:ウォルトマン型量水器
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ウォルトマン型量水器
大口径の配管で使用量を計るための量水器で水流で回るタービンの回転数から流量を算出する方式が中心です。検針や設備管理の基準となり使用量の変化から漏水や異常使用の手掛かりを得る場面でも使われます。配水管や工業用水路のように流量が大きい系統で用いられ流れの安定した区間に設置して測定のばらつきを抑えます。砂や錆が混じると内部の回転部に負担が掛かるためストレーナの状態や逆流の有無も確認し表示が不自然な時は現場で切り分けを行います。
●流速計
水流で回転する羽根車が流速の変化を回転数として捉えます。回転が重い時や急に止まる時は異物噛みや摩耗が疑われるため通水状態と合わせて点検します。
●断面積計
流路断面は口径で決まるため適正口径の選定が精度に直結します。縮径や曲がりの直後は流れが乱れやすいので直管部の確保など設置条件の確認が重要です。
●データ収集装置(Data Logger)
積算値や流量信号を収集して記録し遠隔検針や異常流量の把握に役立てます。通信不良が出る時は配線や電池や防水の状態を確認し記録と現場表示の差も見ます。
測定結果は水資源管理や水道供給の管理や工場の使用量管理に活用されます。夜間など使用がないはずの時間帯で流量が残る時は漏水や弁の閉止不良も疑い量水器の表示と止水操作で切り分けます。
ウォルトマン型量水器を用いる効果
大口径の水道管や工業用水路で高精度な流量測定を行いやすくなる点が利点です。内部のタービンが水流で回転し回転数から流量を求めます。機械式のため電源を使わず停電時でも測定を続けやすいです。構造が比較的シンプルなので耐久性を確保しやすく高圧や大流量でも安定した測定が期待できます。大規模施設では使用量の把握が重要となるため水管理の精度向上に役立ちます。
定期的な清掃や部品交換で長期使用を目指せます。設置は口径と直管条件を満たせば新設だけでなく既存設備にも導入しやすいです。流量の変動に対しても測定が安定し異常流量の検知に役立つため過剰使用や漏水の早期把握につながります。指針の動きが不自然な時や急に値が増えた時はストレーナ詰まりや逆流やタービン固着も疑い水道事業者や水道業者へ相談します。